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ニローラモツイッター長文バージョン

チームでするナワバリバトルに勝ちたすぎる男②

お疲れさまです。ニローラモです。

前回色んな方に拡散していただいたおかげで沢山の方に目を通して貰えて嬉しいです。

 

前回で「参考になった」って層と「あぁなんだそんなことか」ってなった層とで別れたと思います。後者が今回も記事を読みにきてくれるとは思えないので、継続して見に来てくれている、あなたに向けて書いていきたい。今回は主に【負け方】を軸にしてみようと思います。少しネガティブな話になるかもしれません。嫌な気持ちになったらごめんなさいね。先に謝っておきます。

ではよろしくお願いします。

 

 

 

・ナワバリ的コミュニケーション

カモンとナイスって使ってますか?使っていないなら使ってみましょうという話をします。

スプラトゥーンプレイヤーの8割ぐらいは野良ナワバリやガチマッチでカモンをやたらと連打する猿、通称カモンキーと遭遇したことがあると思います。そして「うるせぇなアイツくたばれや」となったはず。何かしてるが何をしてるのか皆目見当がつかないため非常に苛つく存在ではありますが、彼らから学ぶべきとこもあるはずです。きっと!

 

スプラトゥーンに限らずチーム戦要素のある対人ゲームは刻一刻と状況が変化するため、味方との意思疎通の難しいゲームです。通話ありの環境でも言語化が上手くいかないヒューマンエラーが起きたりもします。通話無しなら尚のことエラーは発生しがちで結果事故率は上昇します。

事故、言ってしまえば「落とされたくないタイミングで」相手にキルされてしまうことですが、カモンやナイスが対処に一役買ってくれるかもしれません。

 

一例ですが、僕は打開時等でイカスフィアを使用して敢えて少しだけチームのラインよりも高い位置に行ったりしますが、その際に敵を発見した時はカモンを押すように心掛けています。イカスフィアで追っかけているため視認しやすくフォローが期待できるためと、相手の不意な潜伏に味方がキルされないようにするためです。

 

ナワバリはルールとしてステージ全体を使うため、試合の半分(と言ったら大袈裟かもしれないが)ぐらいは索敵をしています。ガチエリアガチホコみたいに明確なオブジェクトが存在しないので当然っちゃあ当然ですよね。

索敵→相手を発見→フォーカスをあてる…というサイクルをするということは、索敵がスムーズであれば敵へのフォーカスが速くなるということです。

フォーカスが速いと、

・キルを狙ってみる

・引きつけるだけで時間稼ぎをしてみる

・撤退する

の択を先手で決めやすいためチームコンセプトに沿ったゲーム展開がしやすくなります。

 

まぁ長々と書きましたが、敵を発見したらカモンを押してみましょう、ということです。前回、SPを併せる意味として打開を成功させるためと書きましたがカモンはそれに付随する内容ですね。ちなみに情報を整理できてくると以下のような思考になります。

味方がカモンを押してる→「敵が近くにいるんだな」「イカランプ的に誰々が生存しててSP保持の状況はどうか」「時間的にリスクを取ってでも火力を集めてあげてキルを狙おう」 or 「対面厳しそうだし退路無いから協力してあげよう」→「とりあえずキル発生したから状況はクリアか」→ナイスを押す…みたいな。

何を今更って内容かもしれませんが、ナワバリ対抗戦に観戦で参加し俯瞰視点で見てるとやってる人は少数派なことが最近わかりました。ぶっちゃけた話、通話してるとここら辺は疎かになりがちだったりします。別に要らないってなる人も多いかもしれません。

ただ上述の通り、ヒューマンエラーや事故を回避するために最低限自分がやれることだけはやるべきだと僕は思いますよ。

 

というのも自分語りになりますが、僕の中心には常に甲子園本番で悔いなく戦いたいという気持ちがあります。いつか書いたかもしれませんが僕は「○○で事故ったから〜」とか「なんでこうしなかったんだ」みたいな言い訳が本当に嫌いです。そういうのは第2回のジャンプフェスタ予選でブロック代表になれなかった時に散々したし、あの時の自分自身が惨めで恥ずかしくて悔しくて仕方がないので、同じ轍を踏まないためにできる工夫はしているに過ぎません。

ナワ対であれ甲子園であれ、例えどういう結果であろうと「自分はやれることやったし満足だ!」と胸を張って言える準備は習慣と練習によってのみ身につきますよ。勉強もスポーツも遊びもコアは同じなのかもしれないです。

おーっと!ここらへんで止めときます。あんまり書くと逆に言い訳がましくなるのでね。

 

 

・意味ある反省会を

チームでナワバリをやる際、勝っても負けても反省会はしましょう。何が良くて何が駄目だったのかを分析・自覚することでチームとしての深みが出ます。その際に気をつけたいのは「コンセプト的にどうなのか」を軸からブラさないことです。自分たちにはどういう強みがあって、方針としてはこうこうして勝ちたいというゴール設定から遡って、チームの平均的が75点ぐらいに近づくにはどうすれば良かったのか考えるのがコツです。

 

ここが曖昧だと「相手の○○がキツかった〜」とか言い合うことになり堂々巡りに陥りがちです。ちなみにそんなのは単なる馴れ合いであって反省会ではないです。

 

キツい相手がなぜキツいのか→塗り?射程?それとも情報を整理できてなくて判断ミス?→じゃあ発見次第メインやサブで火力を対象に集めてみるのはどうか→立ち回り少し変えてみるか?→ギア少し変えてみるか?→編成の見直し? …みたいにトントン拍子に話が展開することは稀ですが「動きづらそうにしている仲間に対して自分ができること」を話すにあたって、ある程度チームとしてのコンセプトと方向性が共有されていないと難しいです。

 

またまた自分語りになって申し訳ないでヤンスが、反省会の結果として「あれもしかして俺たちコンセプトと立ち回り違くない?」となることもあるはずです。

僕が第4回甲子園に出場したときの基本編成は金モデ、Vローラーフォイル、バケデコ、デュアカスだったんですが最初は金モデがラストに抜けを狙う、抜け軸がコンセプトだったんです。しかし、練習と反省会を重ねていくうちに「あれ?もしかして俺たちキル軸にした方が上手くいくんじゃないか?」と気づきコンセプトを方向転換したりしています。ラスト金モデが抜けて塗りアドで勝つ作戦から、抜けをする振りだけしてる金モデが敵を引っ張り浮かせてローラーやバケに叩かせ、デュアルが射程で盤面を整える…みたいなキルをコンセプトにしたことでかなり上手くいきました。

 

兎に角、コンセプトを軸に考えていくと違うコンセプトに行き着くということもザラにあることだということを言いたかったわけです。ただ方針転換するにしても、そこに適切に辿り着くためには考え方の軸が必要になるのでチームとして共有を心掛けてみましょう。

 

あ、一番肝心な事を言い忘れてました。反省会で一番肝心な事は「遠慮せずに言うこと」、これに尽きます。

 

伝えるのが苦手な人用にテンプレートを置いておきます。

①チームとしてのコンセプト、つまり目指すべき勝ち筋はこうで、

②自分がそのためにできることはこうで、こうしたいと思っている、

③ただ相手がこういう場合、難しくなってしまった。

④自分としてはこういう判断でこういうプレーをしてみた

⑤こういう場合どうすればいいと思う?

こんな感じでしょうか。

伝える相手に自分が分かっていることと、負け筋になってしまった判断の理由はちゃんと言いましょう。「なんとなく」や「勘」でもぶっちゃけ別に構わないと思います。(人によっては怒られたり見限られたりしますが…)

焦っちゃってミスりまくったならそう言いましょう。焦る理由の大半は情報を整理できてない準備不足によるものです。自分の言葉にしてシンプルな理解に努めましょう。

 

人にモノを教えたことがある方なら察しがつくと思いますが「何を理解しているのか理解できない」人との会話が一番不毛で非建設的す。せっかくチームでナワバリをやる機会に恵まれたならここはサボらずにやれるといいですよね。

 

 

とまぁ長くなっちゃったので今回はここまで。Twitterの方で引き続き感想疑問罵詈雑言等お待ちしております。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

チームでするナワバリバトルに勝ちたすぎる男①

みなさんこんにちは。ニローラモです。

第5回スプラ甲子園、近畿、九州と終わりましたね。いやー本当に良い試合も多くて見応えたっぷりですね。フレンド、Twitterのフォロワー、同じナワバリ窓の人が出ていたりして1観客としても非常に楽しんでおります。

 

度々起こるジャイアントキリング、特殊編成、スーパープレー……観てると出たくなるのがスプラトゥーン甲子園の魅力なのかもしれないです。

「でもガチルールばっかりやってるからナワバリよく分かんないよ」

そんな人もそこそこいそうですよね。

 

 

勝ちを目指すに当たって、作戦や編成を考えていくわけですが、その下支えになるものが無いと、実際問題不意な事象に対応できずに負けます。

個人的には知識と応用力がナワバリバトルには高く求められると考えています。

「じゃあそれどうやってGETすんの」って思うかもしれません。

 

残酷な話ですが、真剣にやって上手い相手に負けて学んで、同じぐらいの実力の相手に学んだことを通してみることしかないと思います。

敗北から学ぶ...聞こえはいいけど、実際負けるとかなり苛つきます。

そらそうですよね、マジでやってんですから。

 

ただ!

ただですよ皆様!

安心してください。

皆様の代わりにたっぷり負けてきました。

 

なんで今回は僕がナワバリ対抗戦で学んできた知識を少し共有できればと思います。

悔しくて何度も口の中を噛んだので血の味がするかもしれませんが鉄分補給だと思ってください。

 

----ここから本編----

 

というわけで今回は【チームでやる】ナワバリの超入門的な事をつらつら書いていこうかなと思います。記事の目標は自分たちより「ちょい」強い奴らに一発かますこと。

ぶっちゃけ僕より上手い人は読む必要がないと思います。ちなみにナワバリ対抗戦でXP2500-2600募集ぐらいを目安にしています。

 

※認識に誤りがある場合などはTwitter等で指摘して貰えるとありがたいです。

 

※↓外部リンクになりますが、九州Day2優勝の方が書かれた記事が非常に簡潔且つ参考になる深いことが書いてありますので、是非御覧ください。 一部重なるところがあります。

https://splatoon.jp/koshien2020_03/ "

 

 

ナワバリバトルの真実

中盤2分半抑え込んでたとしても、

かなりの実力差があったとしても、

最後の数十秒、いや十数秒でひっくり返ることがあるのがナワバリバトル…!

 

 

 

そう思ってる人は多いと思います。

奇跡、起きがち。みたいな。

野良だとそうですよね、なんか連キル入ったら勝った負けた…みたいな。

 

こう書いたら察してると思いますが、違います。チームのナワバリは実力差があるとマジでぶん殴られ続けてエグい負け方をします。そう簡単に起きません。まーじで起きないからな、奇跡は。 

 

なので実力でなんとかしましょう。祈ってても仕方がないので、その手でナイフでも握って相手の腹を刺す方法を勘案する方が賢明です。

 

 

・最低限自分たちでやれることはやる

じゃあどうするのか。

①編成コンセプトを決める

②SPを併せてみる

③情報を整理する

相手に(あまり)左右されず自分たちで決めれることだけ挙げました。先ずはこれからやりましょう。順に説明します。

 

①編成コンセプトを決める

これに関しては試合終了の笛が鳴った際、どうあってほしいかを擦り合わせるところから始めるのがスマートだと思います。

例えばシャープマーカーネオ(以下シマネ)なんかがボムピッチャー(以下ボムピ)を敵陣に投げ込んでボム分の塗りで勝つ、ボムラ軸。金モデラー等のスフィア持ちがラストで敵を引きつけつつ抜けて塗り荒らしで勝つ、抜け軸。兎に角相手を高い位置で処理し続けて人数有利をつけて勝つ、ガチエリア的なキル軸など。

まぁどれもコンセプトは違えど人数有利を作って塗りを確実なものとするという点では同じです。

 

最近ではL3が2枚にシマネとスロッシャー系の編成はトレンドです。L3が擬似確に加えて塗り広げも速いし一応上に挙げたプレーが全部できるのもあります。

ただ何でもできる強い編成がひたすらに強いというわけでは別に無く、相手も似たような編成でやる以上実力差で器用貧乏に終わることも多いです。強い編成は個人のブキ練度に加えてチームとしての練度が高く求められるため、【チームでやる】ナワバリの初心者には大変な道になると思います。まぁやってみたら分かります。

 

なので最初のうちは、どれかに特化させてみてから慣れていき、足し引きしていけばいいと思います。簡単にいうと弱いなら一芸に秀でましょうってこと。

 

基本軸としては得意なことを優先して、そこから苦手なことを補っていくのがいいです。

 

注意点としては、

1.中・後衛に寄り過ぎない編成にすること

2.中衛が多い場合の話。自分で中衛だと思ってる人はチームでするナワバリをやると自身の認識とは異なり後衛になってしまいがちなので、前に行くことを意識する。具体的には最大攻撃射程内に前衛がいるぐらい。

3.ぶっちゃけた話、ナワバリでは前衛の弱さは作戦でカバーできますが、後衛の弱さはマジでチームが何もできなくなります。頑張り方、貢献方法を考えることです。例えばスピナー持つなら自分が自分がみたいなスタンドプレーよりもL3等のキルを誘発する塗り方をする等。

 

 

とりあえずゴールが決まったらあとはそこへの持って行き方を考えましょう。ボムラを吐くなら中央からか、それとも抜けて敵陣奥か。それには何が必要か、索敵?キル?反対方向での時間稼ぎ?じゃあそのためにどうする…?

チームによって色が出るところなので考えるのは楽しいところだと思います。 

 

 

 

②SPを併せてみる

やりたいこと(コンセプト)を決めたら、想定としては打開タイミングでSPを併せてみましょう。有利なときなんて何したって有利なんだから4:6~3:7ぐらいの状況のときに、どう展開していくかの鍵になるのがSPになります。

最低2つ以上!!これはチームでやるなら鉄の誓いとして決めておきましょう。

何億回言われてるか分かりませんが、スプラ2は一人のSPで打開することがマジで難しい(無双しづらい)ため、ここがブレると

1人でSPを使って前に出ようとする→相手はラインが整っている(フォローできる位置に人員が配備されていて抑え込みの体制ができている)ため簡単に処理される→1人で前に出ようとした奴が落とされる→無限に枚数不利から好転しない...って感じの悪循環になります。

実際問題としてこれはよくある話で、良かれと思った行動が結果として敗北へのチケットになります。こういうことを平然とする、所謂 ``` 負け筋 ``` を構築する人は残念ながら多数派です。ガチマにいる、憎くて憎くて仕方がない奴にあなた自身が、チームメイトがなることだけは避けましょう。

 

なお、よくあるSP併せとしては、

・マルチミサイル+ジェットパック

・ボムピッチャー+イカスフィア

・インクアーマー+イカスフィア

みたいな感じですかね。

ただ気をつけた方が良い点が1つ。なぜSPを使うのかという根本的な理由を考えたらわかりますが、「打開を成功させるため」。これに尽きます。

なのでSPを併せたら必ず前に展開がなくては意味がありません。ラインを上げる、簡単に言ってしまえば、ステージを半分に区切ってそれよりも前に出て敵を引かせるor 複数枚キルを狙うことで味方全員の位置取りが高くならなくてはいけないです。

SP併せ後の展開状態イメージをチームとして共有しておきましょう。

一例としてはマルミ+ボムピ+イカスフィアの場合、

マルミで索敵牽制→相手が回避行動で下るor避けるため強いポジションから一旦引く→ボムピで遠投しつつ退路を切り爆風ダメージを入れたり入れなかったりする→サイドからイカスフィアを使用し相手をボムと挟み込むor浮いた相手を処理する→相手は引き且つ枚数有利が発生しているため強気に出づらい状況になる

みたいな感じが理想形です。

当然ながら相手もBotNPCでも無い以上、SPを以って対応してくることになるため簡単には行くことはないですが、最低限これをしないと勝負にならないので頑張りましょう。

 

強い動きができれば100点、弱くない動きができれば65~80点ぐらいだと思います。

正直な話、試合が終わってチームとしての平均点が75点ぐらいになっていれば、同じレベルの相手にはだいたい勝てます。勝てない場合は相手が上手いだけなので気にする必要はないです。素直に称賛してください。ただ自分はやれることだけは必ずやって色々チャレンジしましょう。

 

 

③情報を整理する

文字通りです。長々①、②と綴ってきましたが相手も最低限してくるということです。

なんにつけてもラスト30秒の生存が勝利に直結するため、拾える情報は拾う努力をしてみましょう。そのためのイカランプとマップです。

少しだけ熟れてくると「相手誰々が今落ちていて塗り状況がこうこうこうだから落ちている人がSPに替えてくる可能性あり、なので復帰から早い段階でSP飛んでくるかもな~じゃあいいタイミングで抜け狙ってみようかな」とか考える余裕ができますが、最初のうちは多分無理。

自分たちの強みやコンセプトを押し付けるために邪魔な存在をひたすら妨害し続けることに使いましょう。そのためにSPはどうなっているのか、時間的にSPは溜まるのか、相手がこの位置にいるということは、この時間帯に奥に塗りを残されたら塗り戻るのに時間かかるから嫌だろうな...など嫌がらせをするためだけに拾えた情報を使いましょう。

そうすれば誰が落ちていて、こうくるだろうからこうしたい、みたいに整理できてくるはずです。キャラクターコントロールは一朝一夕では身につきませんが、こういうインサイドワークに関してはシンプルに目的を設定していけば多くの情報でも整理できるはずです。

この点に関してはサボる人が本当に多いので、ここで差をつけると試合の展開が読みやすくなり、ひいては勝ちやすくなります。若さや感覚のみでやってる人を陥れましょう。刺したとき楽しいですよ。

 

 

とりあえず今回はここまで。上にも書きましたが質問反論疑問感想罵詈雑言等ありましたら、気軽にTwitterにリプをいただけると幸いです。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スプラトゥーン甲子園に出場した話 part.4

書きたいことをつらつら書いてたら無駄に長くなってきてしまったね。

Part.4です。

そろそろ終わりが近づいてきたのでもうしばしのお付き合いを。

 

5回戦を終え、Dブロックの代表決定戦が終わるまで1時間程度の空き時間があった。

疲労困憊の我々は会場内にあるデイリーヤマザキで休憩。

うだうだしてると色んな人に声をかけてもらったりして嬉しかった。

 

会場に戻るとまだDブロックが試合をしていたので裏で一視聴者として楽しく観戦していた。オーバーフロッシャーが途轍もない活躍をしていてチーム全員で盛り上がっていたら気づけば次の我々の対戦相手に決定していた。

対戦相手は決定したものの、機材調整でまーーたしばらく時間が空いた。

他のチームの子たちはずっと狭いベンチに4人肩寄せてお行儀よく座っているのを横目に我々おっさんたちは余ったベンチを使ってストレッチをひたすらにしていた。

「あぁ俺らはもう若くないんだな」って感じた。

そんで準決勝開始

Aブロック代表とBブロック代表の試合が物凄い死闘でメチャクチャ心が熱くなった。

人に感動を与える素晴らしいプレーの応酬だったのでぜひTSで観てほしい。

キンメモドキと俺達も負けてられないなって話をして志気を高めあった。

 

んで我々の試合

<準決勝 VS.えたのーるどらいもんきーず>

(ニコニコタイムシフト8:21:37から)

ここから2先。個人的には内心結構嫌だなーってなってた。

というのも、ここまで勝ててたのは割と初見殺し編成が刺さてっていたのも大きかったから。

「おっ!モデラーとかいう明らかな塗り枠おるやんけ!殺したろ!」からのローラーのキルっていうモデラーをデコイにしたパターンは1先ならよく刺さるハズと思ってたけど、2先になると相手が気づきやすくなるかなって。

下手にローラーをマークされると抑え込まれかねないからかなり慎重になっていた。

 

(1本目)

・ステージ→コンブトラック

・持ったブキ→金モデラー

・役割→中央の塗りのキープ、右へのちょっかい出し

・個人的な目標→デスをしない

 

コンブトラックはチーム結成当初、我々が得意にしていたステージだった。

しかし環境の変化によってテントとエクプロが増えたことで一気に苦手になった曰く付きのステージ。左通路から延々とテントがパージし、右から長射程が圧を掛けてきつつ、エリアではシャープマーカーやらバケツやらが攻撃してくるのが今のナワバリ環境なわけだ。

対抗戦でもエクプロorテントがいる編成に一度も勝ったことがなかった。

そんなステージだったので選ばれたときは私としては苦笑いをする他無かった。TSを見返すと両チーム笑っていた。相手としては多分自信があって笑っていたのだろうが、こっちとしては半ば開き直った笑いだったんだなこれが。

試合開始直前、とりあえず神に祈るほか出来ることが無かったので念入りに金モデラー(御神体)に祈ってみた。

 

んで編成

こっち→バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→シマネ、クーゲル、テント、バケデコ

【序盤】

始まった瞬間「あ、やばいな」って思った。クーゲルとテントの組み合わせがこっちにとって最悪過ぎた。ただ、初動でまけトピアが相手のバケデコに対面で勝ってたので流れを掴める予感があったし、相手も相当緊張してんだなって思えたのは良かった。

左通路からテントが自陣に入ってくるのは確定していたので、スフィアで裏からすり抜けて爆散しようとしたが泡とテントに防がれて無効化された。あれはマジでズルいと思った。

結局テントに入られてピンチを付けられる。

【中盤】

完全に囲まれたが誰かしらが定期的にテントを落としてくれているのが助かった。

個人的には1:15ぐらいからのエリアにいるバケデコとクーゲルのジェッパのヘイトを稼いだシーンは良い判断だったと思う。ローラーの位置を確認して無理をしなかったのは練習の成果が出た。結果としてジェッパを落として右のラインを崩して中央を取り返せたのはデカかった。

【終盤】

我ながら最高のキャラコン(※キャラクターコントロールのこと。つまり操作)が出来た。右通路でクーゲルからオブジェクトを駆使して完全に逃げ切ったのはgood。

長射程モードで明らかにキルを狙っていたので生存して塗りまくることだけ考えた。

ラスト30秒。

依然ピンチが付いていたがキンメモドキがシマネとバケデコを連続で落とす快挙。今観ても本当に素晴らしい。ただ素晴らしいとは思いつつ、キンメモドキの性能はプラン通りなので別段驚きはなかった。彼は勝てる勝負は絶対勝つ男なのでね。

対面に集中できた要因としては上手くクーゲルのヘイトが私に向いていたからだと思う。きっとそう!

対面勝ったあとに右方向にアメフラシを流す判断も良かった。チームとして徹底していた「挟み込む意識」が出た使い方だと思う。100点!

そんで試合終了。

49.2% - 45.5%

1本目先取。最終的に相手のキーパーソンのテント以外を終盤で攻略することでテント有りの編成にようやく勝つことが出来た。

ちなみに私は0キルだった。味方がに神が降りた。

 

(2本目)

・ステージ→バッテラストリート

・持ったブキ→スパイガジェットソレーラ

・役割→終盤のデスをしない、橋上へボムで牽制

・個人的な目標→ふりゃのデスを減らす

 

2回目のバッテラ。作戦は2回戦と同じなので割愛。

ただ直前に裏で観戦していたので相手がバッテラでオーバーフロッシャーを選択してくることは分かっていた。シールドの使い方やメインの壁反射が巧みでレベルの高さを我々全員が警戒していた。

 

んで編成

こっち→バケデコ、ガジェーラ、デュアカス、ローラー

あっち→黒ZAP、風呂、シマネ、バケデコ

試合内容だが、相手が強すぎたことしか記憶にない。とにかく孤立させられた。

打開狙ったシーンで私が右通路でスフィア吐くのを狙ってるのを察してか、一緒に通路に居たまけトピアが正面にわざわざ降りて移動するシーンがあったんだけど(8:42:30~)、あれは俺が正面に行くべきシーンだったかなぁと今になって思う。

相手の風呂がしっかりとシールドを駆使して守ってたことを考えると、スフィア後の対応として相手をひきつけやすくデスまで時間を稼げる傘が狙われやすいところに行くべきだった。あれは私の判断が悪かった。

チームとしてのキルが少ないということはつまり、理想的な塗りを構成するチャンスが他のチームより少ないっていうことでもある。それをモノにするためのキーマンはローラーで、バッテラは特にその成果に依るんだが私の細かな判断ミスもあって上手く機能しなかったのは反省点。

 

そこ以外はTS観ても100%負ける試合展開を理想的になぞっていてハッキリ言って今更振り返ることもない。この試合は相手の実力が存分に出ていたからこうなったのかなと。

甲子園終わってからしばらくして知ったんだけど、相手チームの平均ガチパワー2600-2700後半ぐらいっぽいよ。ヤバイね。(ちなみに私らの平均ガチパワーは2400ぐらい?)

 

(3本目)

・ステージ→ザトウマーケット

・持ったブキ→金モデラー

・役割→自陣塗りと抜け狙いで相手のヘイト釣り

・個人的な目標→相手に流れを簡単に渡さないように丁寧に塗る

 

2本先取で一番大事なのは、相手に自分たちの強さを見せつけて勢いをゲットするかっていう点に尽きると思うんだが、我々は相手にまんまとそれをやられた形になった3本目。ミスから始まりミスで終わるワケにはいかなかったので、試合開始前は今まで以上にチームメイトに「丁寧にいこう」と声をかけた。

 

万が一適切に伝わっていなかったら悲しいので一応補足を。

私が意図する「丁寧さ」は、

①敵味方の枚数確認の徹底(=沼凸防止)

②SPは味方に併せること(=抑えと打開を完全に成功させるため)

③マップを各自の出来る範囲で細かく確認しラインを崩さないようにする

(=キルが少なくても相手にキルさせなければ時間を稼げる)

をサボらないことです。

上に挙げてることは基本的に思えることなんだけど、4人全員がちゃんと意識しているチームがどれだけあるかっていうとかなり疑問なところがある。

我々のチームはこれを徹底して丁寧に勝ちを拾ってきたので、仮に鬱陶しいと思われても何度も口を酸っぱくして言い続けた。私はメンバーの実力を高く高く評価しているし、" 丁寧にやれば " どんなに実力差がある相手にだろうと一発ぶちかませると信じていたのでね。

※甲子園ルールのナワバリはメインギア3つだけなので1デスが全員平等に重い。

(通常時は8.46秒リスポーンに時間がかかる。復活短縮を積んだ場合、メイン1つで7.26秒、2つで6.23秒、3つで5.46秒となる。ただ発動条件が連続デスなので、3分と試合時間も短く、ステージ全体の塗りで勝敗が決し、且つ人数不利が露骨に戦況に影響する甲子園ナワバリでは採用され辛い。)

その1回を自分たちはどういう状況で発生させ、相手に発生させないようにするかを意識するかというのも言ってしまえば"丁寧さ"なんだが、試合中に気づくのは難しいので割愛した。

 

んで編成

こっち→バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→シマネ、バケツ(無印)、テント、バケデコ

この試合は、刻々と変わるキーマンを抑えきったふりゃの能力の高さと、このチーム全員が徹底してきた傘は2人で処理する意識がよく出たと思う。

 

【序盤】

開始早々相手の電撃作戦が炸裂するも、まけトピアがテントを落とす大ファインプレー。個人的にはいい流れを掴めそうな予感がした。

というのも大半のチームがザトウの初動は4枚でキルを狙いに行くガチエリア的なプレーをするが、我々のチームは私が右から自陣塗りをして30秒経過したぐらいでエリアに合流する感じという段取りになっていた。

なので人数不利の中チームメイトは初動を耐えきることが求められるわけで、そこで発生するキルの価値は非常に高いという考え。

ただその後は相手の高いオブジェクト管理意識と塗り能力の高さで抑え込まれる。

【中盤】

1分30秒で全員のSPが溜まったのでカモンを皮切りに打開を狙う。

Vローラーのキルもいい感じに発生し5:5くらいまで塗り状況を取り戻すことに成功。

塗りが不利で複数枚キルを発生させた打開を成功させたので塗り返してSPを溜める行為ができたのがGood。

【終盤】

ただその後まけトピア以外の3枚が落ちたのはヤバいシーンもあったが、一人でよくラインを維持してくれたと思う。

その後、相手も相当焦ってたのか足並みがズレまくり、クリアリングが疎かになってるところをローラーとデュアカスが処理し続ける我々のパターンでゲームセット。

終わってみれば57.1%-37.1%で大差をつけて大勝利だったが、なかなか危うい試合だったと思う。

 

かつて自分が上げた動画で「アイディアを通せればラスト30秒でガチルールだったら格上の相手にもワンチャンスを掴めるスリリングなところがたまらなく好き」って話したけど、この対戦は本当にそう思った。

www.nicovideo.jp

ナワバリ的な戦い方を徹底し、ガチルールが得意な相手の土俵で戦わないっていうことをチームで意識して達成できたから勝った。勝因はそこに尽きると思います。

 

 

<決勝>

<決勝 VS.ヘラリスト>

(ニコニコタイムシフト8:54:16から)

応援してくれていた人たちを始め、チームメイト全員がまさかここまで来るとは思ってなかった決勝戦

そして思い出したくなさすぎて私の記憶から完全に抹消されている決勝戦

結果から言ってしまうと決勝戦は何の見どころもなく我々は2連敗(しかもどちらも完敗)で準優勝になる。

マジで脳みそが「忘れないと今後の生活に支障をきたす」モードになりメンタルの自衛が働いているようで、試合を観ても何の感想も思い出せなかった。

なので詳細は割愛します。強いて言えば私の顔芸が面白かったです。

相手のチャージャーが抜群に上手く、その上チャージャーを護衛する傘を始め誰にも勝てなかったのは悲しいけど完全な実力差でしたね。

これまで対戦しなかったレベルの凄腕チャージャーだったので、完全にチームとしての機能も破壊され私としてもお手上げでした。

是非ヘラリストの皆さんには不祥事などを起こさず、全国大会でも存分に活躍してほしいと心から願っています。

 

頑張れ!ヘラリスト!! ~こちら偏差値Xパワー9999.9はヘラリストを応援しています~

 

<最後に>

(応援してくれたみんなへ)

わざわざ現地まで応援しに来て声を枯らしてまでエールを送ってくれたり、ツイッターでリプライをくれたりしてくれて本当に、本当に嬉しかった。ありがとう。

月次の表現だけど凄く勇気づけられたし平常通りのメンタルでプレーできたのは応援の後押しがあったからだと思う。

(スタッフさんへ)

お疲れ様でした、そして細やかな気遣いありがとうございます。

みなさんが一所懸命にイベントを進行させている姿に勝手に元気をもらっていました。

振り返って素晴らしい大会だったと思えるのも皆さんの力があってこそだと思います。

 

(個別に)

・まけちゃんへ

まずよく0回戦突破した。偉い。

くっそ失礼だけど正直な話をすると、若さが出て焦って負け筋作るとしたらまけちゃんかなと思ってた。ただこれは俺の完全に杞憂だったね。大変失礼しました。

凄くしっかり戦況把握して勝ちを拾いに行こうとしているのがプレーしているときでも、TS視聴してるときですらも分かったし凄く心強かった。

よく頑張りました!ありがとう。

お疲れ様、リーダー。

・キンメさんへ

実況ではキル頭のふりゃの躍動がクローズアップされたけど、

やっぱりキンメさんがチームコンセプトを絶対に崩さないでいてくれたからこそだと俺は(というかチーム全員そうだと思うけど)考えているよ。

ミッション遂行能力で間違いなく全国選りすぐりのタレントがあるキンメさんがチームメイトで良かった。

最高の活躍でした、ありがとう我らが参謀。

・ふりゃへ

キル役お疲れ様でした。素晴らしいプレーでした。

ただ俺的にはふりゃの活躍は想定内だったし、別に驚きも無かったんだよね。

一番良かったのは練習段階で「こう動きたいから誰々はこうして、誰々はこうして欲しい」って具体的なオーダーを出してチームに考える幅を与えてくれたことだったと思う。そこを叩き台にしてチームが熟成していくのが分かったし、勇気を持ってアイディア出しをして成長するキッカケをくれたこと、心から感謝しています。

(^^)b

(チームへ)

ここまで私を導いてくれて本当にありがとう。

みんなと共に掴んだ準優勝という栄光、生涯忘れることはないし心から恩に着ます。

みんなで考えて、みんなで実践し、みんなで少しずつ、少しずつだけど強くなれたのは最高の思い出になりました。本当にありがとう。

なんか知らん間にチームは解散になってたけど、また遊ぼうね。

 

 

f:id:Nirolamo:20181213052338j:plain

以上!長くなりましたが、私の甲子園の思い出話でした!

 

あ、そうそう最後に自分に一言。

もう少しキル狙いに行ったほうが良いんでないかい?

 

<完>

スプラトゥーン甲子園に出場した話 Part.3

Part.3です。

※2018/11/21 18時33分修正。

「白の銃弾ーホワイト・バレットー」さんのことを「白の弾丸ーホワイト・バレットー」と誤って表記しておりました。訂正すると共に心より謝罪いたします。

「白の銃弾 ーホワイト・バレットー」さん、大変申し訳ありませんでした。

 

2回戦で強豪を下し勢いに乗った私は明らかに浮かれていました。年甲斐もなく北海道弁で言うと「おだっちゃってる」状態でした。

※おだる:調子に乗ること

そんな私を現実に引き戻してくれる人物がいた。

次の試合までは時間が少し空くとのことで、メンバーを連れ立ってトイレに行き戻ってきたら大柄の、アルファベットのJをひっくり返した様な男が私に話しかけてきた。

「あ、どうもはじめまして!白の銃弾(ホワイト・バレット)です〜」

私はその声に聞き覚えがあった。それはまけトピアの隣の部屋で暮らす後輩で、たまにプラベに来てくれるスシコラ至上主義者こと白の銃弾 -ホワイト・バレット- 本人であった。 

彼もまた我々の応援に駆けつけてくれたのだった。

本当にありがたいことだと思い心から感謝をした半面、ハンドルネームは外で呼ばれても恥ずかしくないやつにしよう、そう思ったニローラモであった。

 

 

www.youtube.com

 

live2.nicovideo.jp

 

 

3回戦からはメインステージで試合ができるのでようやくホワイトボードにカンスト君のイラストを描き込むことができた。個人的な目標達成。

 

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練習の成果

 

ステージ裏には待機用のベンチが6つだか8つ置いてあり、そこから最前列前に置いてあるモニターで試合を観戦することができた。

私をはじめ、おだっちゃってる我々は次の試合をどう戦うか話し合うことよりも眼前で広がるガチの勝負に夢中になっていた。

「すげぇ!」「素晴らしい判断だ!」「いい試合だった〜」などニコ生のキッズコメントみたいなことを大声で盛り上がっていた。傍から見たら完全にスプラトゥーンが好きな少年たち(ただし見た目はおじさん)だったと思う。

 

ただなんだかんだで待ち時間は緊張もする。

緊張した時の対処法は色々あるけど、個人的にはちょっとした運動をすることで解消するのをおすすめしたい。

私は甲子園練習の時点から一試合ごとにハンドグリップでグーパーするのを習慣づけていて、これをすると心が和らいだ。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01MTTZMRE/ref=oh_aui_search_detailpage?ie=UTF8&psc=1

↑これを持ち込んでいた

なのでベンチでもひたすたグリップでグーパーして普段どおりのメンタルになるように心がけていた。

空いた時間にいかに普段どおりのメンタルに持っていくか、予め自分なりに考えておいて良かったと思う。

 

<3回戦 VS.ちょいガチ勢>

(ニコニコタイムシフト5:15:24から)

メインステージではチーム名が呼ばれてから決めポーズをするように指示を受けるんですよね。そんで登壇前に相手チームの方々と少し話をして、どんなポーズにするか聞いたところ完全に登場ポーズが被ってしまうという天丼が発生しました。

 

・持ったブキ→金モデラー

・役割→盤面整備と裏取り、撹乱

・個人的な目標→ふりゃのデスを減らす

 

ハコフグ倉庫での試合は金モデラーの私が相手の高台までスフィアで入り込んで正面の味方と挟み込むっていうのが割と勝ちを拾いやすいプレーなんですが、相手の編成と本番ってことを踏まえてかなり引き気味、良く言えば安定する方を選択しました。

 

ちなみに編成は

こっち→バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→ホッカス、マニュコ、クアッパー、スクネオ

ってことで相手が相当キルに寄せてる編成&サブが貧弱なので盤面を固めたらクアッパーとジェッパのワンチャンスに掛けてくるんだろうなと試合が始まった時に考えてました。

このような考えに至った経緯としては、今回みたいな前衛寄せのチームにはひたすらに堅いプレーをしていた方がナワバリでは刺さりやすいという経験則からきています。

逆に中後衛がいてどっしりと構えつつ前線のフォローを入れてくるみたいな編成だと裏取りは有効なことが多いんですけどね。

私個人としては、試合を通してとにかく塗りでブラスターをエリア付近で留めつつ動きづらくすること、ジェッパで自分が落ちないことの2点だけは注意しました。

 

結果は圧勝でした。目論見通りチームとしてはラインも崩れずかなり堅い動きができて良い試合運びだったと思います。

実は最後裏取りされてましたけど、あれは分かってて無視しました。盤面が取れていて追う必要は皆無だったのでね。

余談としてはプレイヤーカメラ見たらわかると思うんですけど、途中からふりゃがキルを取ってるのを見てニコニコしていました。

個人的には試合100点、インタビュー100点で満足。

 

<4回戦 VS.キャンシェルやめちくり~>

(ニコニコタイムシフト5:37:58から)

パブロを編成の軸に組み込んでるチームで、実は舞台裏で我々が勝手に応援しめちゃくちゃ盛り上がってた。チャクチを積極的に塗りとして使ってくるのがかなり印象的。

ただそんな中、参謀ことキンメモドキの指示が的確だったのが素晴らしかった。

「絶対にパブロに下を抜けさせるな」

と試合前に何度も何度も言われたので、対戦前に挨拶をする際相手にもわざと意識させるようなことを言ってみました。

「いや~上手いパブロでかき回されると困っちゃうな~w 勘弁してくださいねw」みたいな。

純粋な敬意95%ぐらい、あと5%はナニか行動に迷いを生んでくれないかな?みたいな悪意のある発想でしたが。でもコレ言ったら絶対に意識すると思うんだよな、私ならするし。

 

・持ったブキ→金モデラー

・役割→自陣塗り(9割)と右側でスプリンクラーを絡めたヘイト稼ぎ(1割)

・個人的な目標→1デスで抑える

 

ステージはスメーシーでした。

我々のチームは練習でもそんなに負けた記憶もないし勝つときはふんわり勝つステージで、逆に言うと明確な勝利のビジョンが曖昧でした。

一応のプランとしては、抜け要因をデュアカスが封鎖、バケデコが敵の左高台を占拠し時間を使わせてつつ相手を左に寄せてVローラーフォイルにキルを取らせやすくするのが勝ち傾向としては多かったと思います。

打開と抑えがVローラーフォイルのミサイルが基準になるのでいつも以上にラインマンの2名の頑張りがわかるのも個人的には見所。

スメーシーは金モデラーがどこで戦闘しても弱いステージで、はっきり言って自陣塗り以外に仕事がないので勝っても負けても味方頼りなんですよね。

なのであんまり記憶がないです。

ここからはTSを見ながら思ったことを書きます。

 

編成は

こっち→バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→バケデコ、シマネ、パブロ、クーゲル

相手の勝利パターンはバケデコ、クーゲルが中衛でエリア付近を抑えつつパブロが抜けて相手陣形を乱す。んでシマネのボムラッシュで盤面形成してフィニッシュ!みたいな感じかなって考えました。

となるとこちらの勝ち筋はパブロを警戒しつつクーゲルかバケデコを落とせれば、相手のラインがガタガタになるので楽に試合が運べるプランでした。

上手いパブロって結構初見殺しなんですよね。本番は1先ってこともあってプレッシャーからワンチャンスで崩壊しかねないですから。ただ我々がラッキーだったのは1度対抗戦で上手いパブロ入りの編成と試合できて且つ対処法を予め熟知していたことだと思います。試合になったらみんな冷静でしたもんね。

 

試合は序盤1分で盤面形成を完了するも、パブロに下を抜けられてまけトピアが落ちるヒヤッとするシーンもあったりしたらしいがVローラーフォイルとデュアカスがしっかり処理。そのまま堅い動きを徹底して相手に何事も起こさせずにピンチを付けて圧勝。改めてみんなよく頑張ったね、私視点ずっと地面しか映ってないから殆ど憶えてないや。

 

ただまぁプラン通りといえばプラン通りなので良し。

勝利インタビューのふりゃが会社用のテンションで笑った。

試合100点、インタビュー70点。

 

<5回戦 VS.Parker's>

クソ強い少年たちのチーム。

裏で観戦していてあまりの強さに普通に彼らのファンとなってしまった我々おっさんたち。あどけなさが残る純朴な感じの子どもたちだったが試合展開の速さや破壊力が群を抜いていた。完全に対面卍小僧(褒め言葉)。彼らみたいなのが将来上位勢やプロになるのかなって思ったりした。

この試合のMVPはまけトピア。

 

・持ったブキ→デュアカス

・役割→バレルの護衛と塗り役

・個人的な目標→コンベアを2は自分で獲る

 

ステージはショッツル。

ここでも我々はラッキーだった。

というのも相手がショッツルの編成にプレッサーを組み込んでいないことを観戦で知っていたから。相手のプレッサー有無で動きが変わるので試合開始直前にちゃんと確認しあえたのは神に祈った甲斐があったといえる。

 

編成は

こっち→バレル、デュアカス、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→ヒーロシェルター、デュアカス、オクタシューター、スパッタリーヒュー

編成をみて対面に自信があるのを再確認。あとアメフラシが3枚なので、勢いに飲まれないように丁寧にプレーして簡単にデスを重ねない様にすることだけを意識した。

こちらの用意していたプランとしては、

【初動~1分】

バレル→20秒でハイプレを溜め左ロングで撃って複数枚キルを狙う。

私デュアカス→ハイプレ中のバレルに近づかせないようにボムで牽制

キンメモドキデュアカス→中央から敵ロングへの牽制

Vローラーフォイル→遊撃

 

だった。相手としては平面でのプレッサーは絶対にイヤだろうし初動でバレルを絶対に落としに来るはずと考えていた。

初動で詰めてきた傘から始まり、プラン通り3枚落としたので一気に前線を押し上げたかったが、対面に全く自信がない私としては調子に乗って落ちるのが怖かったのでメチャクチャ慎重に塗り拡げることにした。

(実際問題プレッサーでキルすると相手はほぼ同じタイミングでリスポーンするので、固めきっていない状況では前に出すぎると挟まれてデスする可能性が高いと個人的には思う)

んで2回目のプレッサーでも3ダウン。

そろそろ相手が焦って対面してきそうだなと考えつつも、私はひたすら牽制。

【中盤】

ふりゃが敵ロングを詰めすぎた上に挟撃されて打開の雰囲気が出てくるも、まけトピアが一枚上手だった。プレッサーを効果的に使いまたもや3ダウンを取ったのは素晴らしかった。

ただ残ったスパヒューに私が落とされなんとなくヤバイ雰囲気に。

ココらへんから私が急激に沼りはじめるも、またもやプレッサーで打破。すごい。

【終盤】

塗りは五分五分だったがここから相手のアメフラシの使い方が本当に巧妙だった。

ローラーの1キルと4度目のプレッサーで2枚持っていったが、アメフラシの塗り替えしをしていたら相手がリスポーンしてきてこちらのキルをほぼ無効化される。

やっていて塗り勝っているはずなのに負けているようなプレッシャーが凄かった。

そんな中ラスト20秒で祈祷の効果があったのか、祈った俺ではなくまけトピアに奇跡が降りていた。

相手が3枚左ロングに詰めてきた際にメインで2キルを発生させる。

もしあそこで1枚も落とせなかったら大差で負け、1枚だったら僅差で負けだったと思う。本当に素晴らしい。

最終盤、神隠しのように1人1人と消えていく味方を他所に私は敵陣を抜けて塗りながら思った。

「あ、ここで私が抜けたら中央まずいじゃん。終わったわこれ」と。

んで試合終了。

 

ジャッジくんとかいうブサイクな恰幅の良い猫をこんなに注視したのはいつ以来だっただろう。

                                                       46.8%ー45.1%

我々の勝利だった。

正直我々チーム全員が負けたと思っていたはず。

あと多分試合を観ていたほぼ全ての人たちが負けたと思っていたはず。

試合が終わった瞬間まけトピアは首を傾げ、私はふりゃに謝り、ふりゃは「駄目だねコレw」と笑っていたし、キンメモドキはガチの苦笑いをしていた。

どれだけ私が敗北を確信していたかというと、

いつもは勝ったらふりゃと抱き合って喜びを分かち合っているのに、

このときだけは勝利したことを信じられず口に手を当てて「うそ~~~!!」とオカマみたいなリアクションをしているので暇だったら確認してほしい。

 

粘り勝った、本当にGGだった。

これでベスト4。Cブロックの代表になった。

改めて味方に感謝してもしきれない。

以前出た甲子園ではブロック代表決定戦で敗退したので、自分の中の壁を超えられた気がして非常に嬉しかった。

 

ただ勝った瞬間は嬉しさよりも疲労感が凄まじかった。

インタビューでまけトピアが憔悴し切っていたが、私もかなりきていたので万が一にもマイクを渡されても何も答えられなかったと思う。

そんな中キンメモドキがアドリブで「プラン⊿が刺さったかなと思います」と言えたのは素晴らしいコメント力だと思った。会場と視聴者求められている対応ができるのは才能。流石俺たちのキンメモドキ。

試合1億点、コメント70億点。

 

素晴らしい試合だったけど思い出すだけでも結構疲れますね、続きは次回以降で。

<Part.4に続く>

 

 

スプラトゥーン甲子園に出場した話 part.2

Part.2です。

ここからは当日の話。

あと試合ごとの振り返りをしていこうと思います。

 

<当日の朝>

全員無事寝坊することもなく海浜幕張駅に集合。

私とふりゃは定期的に食事に行ったりするのだが、

まけトピアとキンメモドキとは去年の

『ドキッ!☆オタクだらけのクリスマスオフ会!』以来の再会だった。

ただ2人ともあまり変わっていない雰囲気に安心した。

多分向こうは私をみて「(あれ?こいつまたPump-UPしてね..?)」って思ったのではないだろうか。

うぃせとかいうオタクと、けーるとかいうオタクと、ろわんチャソ(3人ともフレンド)が現地にまで応援に来てくれて、レッドブルやらキットカットやらの差し入れを貰った。

みんな家から遠いのに我々を応援するためだけに集まってくれたのだ。

「応援してくれる、見守ってくれる人が自分たちにはいるんだ」

そのことに凄く感激し、チームの志気が高まったのを感じた。

 

会場入り直後、対抗戦で一緒に練習したBCNのみなさんと写真を撮った。

まーちゃんちゃんさんは私が一方的に顔を知っていたので声をかけたのだが、

向こうからしたら謎のスカジャン男がいきなり話しかけてびっくりしたと思う。

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受付しようとしたら、幕間でうぃせが甲子園のメールフォームに送った俺個人宛のメッセージが読まれていたのは笑った。

そして会場に来てから知ったのだが、3回戦までいかないとメインステージに立てないという事実。練習したカンスト君を披露するためには絶対に勝たなければならない。

 

<1回戦 VS. ○○屋>

選手登録をし対戦相手の抽選を終えてから、40分そこそこの待ち時間があった。

待機列で喉が渇きうぃせから貰ったレッドブル勝鬨を上げる我々。不気味だったと思う。

暇だったので会場の様子をキョロキョロと見回していたら、スタッフさんが敗戦チームの子どもたちに優しくアナウンスをしている姿が目にとまった。

彼らにとってひたすらに悔しい思い出も、スタッフさんの気遣いで少し和らぐのかもなぁとか思ったりして勝手に好印象を抱いていた。

 

そんで試合。

www.nicovideo.jp

自分自身の緊張もあったが正面の相手の様子を伺ったら顔が強張っていた。

ここで相手も相当緊張してると思えたのは良かった。

緊張する場面でそう思えたらメンタル勝負はイーブン以上なのでね。

 

編成を確認した際、相手にチャージャーがいたので、チャージャーのキルから勢いづかせるわけにいかないと思いとにかく敵の位置把握と抜け意識を高く持つことにした。

実際そこそこ上手くいったと思う。

 

試合終盤でまけトピアがデスした時に会場に響き渡る大声で、

「やっちまったぁ~~~!」とか叫んでたのが印象的。

私は若いなぁ思いながらニヤニヤしていた。

最終的に冷静だったふりゃが3タテしてゲームセット。年の功が出たと思う。

 

我々のチームは、まけトピアとキンメモドキのポジションがチームのラインの要になるので、試合終盤でのこういうミスはオールダウンから敗北の負け筋になりうる。

具体的には...

ラインマンが落ちると塗り枠の私が分断されチームから浮きデスしやすくなる

私が死ぬとキル担当のふりゃが機能しなくなる

ふりゃのキルが発生しないためキンメモドキの負担が塗り8:キル2ぐらいになり狙われやすくなる

全員のリスポーンがバラバラにズレてクソしょうもない負け確定対面勝負になる

時間切れ負け

みたいな感じになる。

 

試合後平謝りするまけトピアの背中をぶっ叩いた。完全に八つ当たりである。

 

<2回戦 VS.おおわだ家>

個人的に一番緊張した試合。

早朝に調べたXパワー2700超えマンがいるアイドル配信者チームとまさかの激突。

このときばかりは、まけトピアのクジ運に文句を言いたくなった。

待機列のモニターでもニコ生のコメントが流れるのだが、相手チームを応援するコメントが散見され「へぇ~そんなに人気なんだ」と思ったし、自分も動画を投稿している手前多くのファンにそこまで愛される人たちと対戦できるなんて光栄なことだとも思った。

ただ

1回戦後、スタッフさんに

「トイレなどに行かれる際は必ずメンバーを一人残してお声がけくださいね」

と再三注意を受けていたにも関わらず全員スタッフさんに何も告げずに離席し、

試合直前まで戻ってこなかったこともありマナーは最悪だと思った。

(甲子園が終わってから彼らがしていた配信を覗いたが、その時間でファンに挨拶をしていたと話していた。偉いでちゅね。)

彼らが直前まで戻ってこなかったせいでスタッフさんたちは会場中を汗水たらして探し回っていたし、我々に無駄に頭を下げる必要も無かった。

スタッフさんは選手をフォローしてくれる存在ではあるけど、迷惑をかけて良い存在じゃあないんだよな。そのへんを理解しているのかしてないのか知らんけど、きちんと働いてる人に迷惑をかける存在は私個人としては許せなかった。(なお無職)

そんなこともあって礼儀を逸している相手に絶対負けたくなかった。

(こんなブログでネチネチ言ってる時点で私も礼儀を逸しているのは置いておく)

 

んで試合

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初動は完全にプラン通りに速攻で橋上の主導権をゲット。

イカニンジャローラーで先攻を取ったので相手は相当警戒してくるだろうと思った。

なので序盤は敢えて相手の前に出て漫然と塗ったりしてヘイトを私に向けるように工夫してみた。死ぬ訳にはいかないのでカモンで味方に敵位置をアピールしつつね。

中盤は相手の打開が素晴らしかったと思う。

ミサイル→アメフラシイカスフィア→キューバンボムピのSPを小気味よく展開され打開される。傘バケバケシマネというテンプレート編成の強みが活かされていたので脳内を打開にシフト。

打開のターン。

通路でしっかり味方の位置を確認しSP溜め。カモンを起点に一斉に行動。

練習通り琴葉ゴールデンスフィアボンバー

(参照 (9)【VOICEROID実況】カンスト金モデラー茜【X】Quest of Numa players - ニコニコ動画 )が炸裂し打開成功。

そのまま押さえ込み勝利。

冷静に試合をコントロールできた私のお陰ですね、間違いない(1キル)

SP打開に対してSP打開で返す "ナワバリらしい" 、我々のチームカラーが全面に出た良い試合だったと思います。GG。

 

このステージでは私はスパイガジェットソレーラを持っていましたがその理由を少し。

 

バッテラストリートは我々の苦手ステージでした。

どのチームとやってもなぜか勝てない不思議なステージ、それがここでした。

チームプランは塗り枠のニローラモが生存しつつ且つ相手の塗りのキーマンを最後の最後で潰して足並みをずらすこと。それだけです。

それを持ちうる選択肢で実行できるのはイカニンジャローラーのキルだけで、じゃあそれをどう成功させるか、そこがチームとしての課題でした。

最初は金モデラーでずっとやっていたんですが、なかなか上手く行きませんでした。

今思えばローラーへのヘイトを上手く分散できていなかったことが大きかったのかもしれません。

そこで私が提案したのは編成の変更。

といってもガッツリ変えるのではなく私が金モデラーからスパイガジェットソレーラに変えるというものでした。

理由としては、

1.ラスト10秒の塗りで逆転されかねないため絶対にデスしてはいけないが、金モデラーは戦闘力皆無なため安定しない。その点ガジェーラなら性能的にデスし辛い→事故要素の軽減

2.サブスペは自信がある構成。個人的にも結構練習していたし、エリアのリグマで2位を取ったりパワーが高いプラベで活躍したこともあったので自信あり→個人的に満足行く練度

3.ボムで橋上へ関与しつつ、そこその塗り性能とわかり易いヘイト稼ぎでローラーを機能させられる→プランへの合致

あたりでしょうか。

実際私が持ち替えてから、対抗戦での勝率はかなり高くなったので持ち替えは功を奏したと思います。

 

まぁそんなこんなあり、大金星をゲットした我々は念願のステージへ駒を進めるのでありました。

疲れたので今回はここまで。

<Part.3に続く>

 

スプラトゥーン甲子園に出場した話 part.1

 

 今更になりますが、第4回スプラトゥーン甲子園の関東予選(Day1)に出場した時のことについて振り返ってみようと思います。

動画でも触れたりしたんですが、尺の都合でカットした話とかをつらつらと。

maktopia.hatenablog.com

aerosprayrg-no1.hatenablog.com

※↑他メンバーの感想記事です。

めっちゃ冗長書きたいことがたくさんあったので2つか3つに分けて書きますね。 

Part.1では本番当日に至るまで。

 

・メンバーについて

いつもフェスを一緒に遊んでくれるメンバーで2017年10月14日-15日に開催された「瞬発力 VS 持久力」フェス以来ずっと一緒にやってる。

全員が半ば休止されてるエンジョイクラン、ぎょるいのメンバーでもある。

フェスでも勝率が高く内容も安定しているので6月からDMで甲子園に出ようと意気込んでいた。

お互いを尊重しつつ色々と意見交換もできて私的には最高のチームでした。

 

個々の雑な紹介↓

まけトピア →リーダー。最年少。東大院生。

       ニローラモとは第2回甲子園JF予選に出場した。

       前作カンスト、今作も2ルールカンスト

ニローラモ →私。最年長。東大近隣の無職さん。メンタルが弱い。

       甲子園出場経験あり。エリアのみカンスト

キンメモドキ→有能参謀。手堅い選択をミスなくこなせるチームのキーマン。

       建設的な意見をするので作戦立案がスムーズだった。

ふりゃ   →キル担当だが同時に塗りもする。

       そういう面ではメンバーで盤面把握が一番優秀だと思う。

       マンタマリア以外ではローラーを持ち大活躍していたが、

       6月の金モデラーブキトップという一面も。

 

・ブキ編成について

甲子園の当落発表から本番まで1週間という短い期間しか無いということが個人的にはとにかくネックだった。アップデートによるナワバリ環境の変化に対応しなくてはいけないが新たなブキを練習するには短すぎる。

ただ、我々のチームは

練度=総合的な安定感=勝利への近道

という考えをチームで共有していたため、

各々が "今" 出せる最善の選択を洗練することになった。

 

その結果がこれ

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※バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

メンバーには、持ちたいブキを持ってくれという話は再三して、その結果が↑です。

 

あとこれはズルい話なんだけども、実は負けた時の保険もかけていた。

スプラトゥーン2は(残念な話ではあるが)、ステージによっては明らかに有利なブキが存在する。例えばバッテラのバケットスロッシャーね。甲子園全体を通してみても2枚組み込むチームも多いぐらいテンプレートといっても過言ではない。

ただ我々のチームでバケツを一線級で扱えるのはまけトピア一人のみ。

じゃあ強いから練度浅くても更に1枚組み込みますか?っていうことの話を長々書きます。

 

第2回の甲子園の話になるけど、

私とまけトピアはブロック代表決定戦で負けた。

その時の編成はシャプマ(私)、リッター(まけトピア)、ダイナモ、スシワサでステージはキンメダイ美術館。

当時の私はわかばシューターを愛用、というか偏執していたが「キンメダイのシャープマーカーは強い」という風潮に流され練度は浅いがシャプマを持った。

試合内容は序盤中盤圧倒していたが、最後に1チャンスの打開を決められて敗戦...。

負けた瞬間は「まぁよく頑張ったけど、わかば持ってればバリアでなんとかなったかなぁ」とか「焦っちゃったのが悪かったなぁ」とか思っていた。

しかし歳月を経るにつれて敗戦の悔しさではなく、そんな風に考えてる自分の馬鹿さが悲しくなった。

だったら最初から対策しろよと。

 

私は性格が悪いので甲子園で敗退したチームの敗戦の弁を聞くために色んな配信を覗いたりしてるんですが、これって本当によく耳にするなと。

「○○持ってればなぁ」とか「○○持ちたかったなぁ」みたいな言い訳。

本人たちはそんなつもりは無いのかもしれないですけど

クソですよクソ。

ソーチームだ。そんなチームは!!

そんな言い訳がましいこと言ってる奴が一人でもいる時点でね。

だったら最初から、

「自分としてはこういう考えでこのブキを持ちたいしそうするつもりだ。その中で最大限の意見と努力を出す」ってメンバーで共有しておくべきなんだと思います。

晴舞台で変な後悔なんか残してんじゃあねぇ!!

 

みたいなことを初めて出た甲子園で学んだので、

今回は絶対そんなこと無いように配慮しました。

始まる前からもし負けた時のことなんて考えたくなかったけど

「○○持ちたかった」

とか

「練度が浅くて焦ってミスが出ちゃった」

とか

冗談でも自分で絶対に言いたくなかったし、

チームメンバーの誰にも言わせたくなかった。

だってそんな言い訳ダサすぎるでしょ(笑)

自分の選択だけは後悔したくなかったし、させたくなかったのでね。

 

そんなわけで練度が全ての感想を決めるって考えに至ったので、

「練度浅くても更に1枚組み込みますか」っていう問いはNOってことになりました。

 

・当日に至るまで

<10/23>

ニローラモ、散歩ついでに神社に当選祈願。

おみくじを引くも末吉。

<10/24>

ニローラモ、境内で100円を拾い、その金で当選祈願。

<10/25>

甲子園当選。

昨年の第3回甲子園は応募した分全部ハズレており、そのこともあり感情が爆発する。

テンションが上がりすぎて上野公園のボート乗り場に直行、一人不忍池を駆け回る。

 

 

 

その日の夜からほぼ毎日対抗戦。

勝ったり負けたりを繰り返したけど、どの試合でもメンバーたちには「焦らず実力通り」プレーすることをずっとずっとずーーーーっと言い続けました。私はメンバーの実力を信じていたし、信じてもらいたかったので全員にとってベストなメンタルでプレーしたかったためです。多分途中から誰もちゃんと聴いてなかったと思うけど、凄く大事なことだったと思います。

我々のチームはプライベートマッチで身内と遊ぶことはあっても、対抗戦で研鑽し合うということを殆どやったことがなかったので新鮮でした。

対抗戦を通して勝った試合からは改善点を、負けた試合からは共通して拾えそうな勝ち筋を全員で腐らず色々と話あえた時間は貴重だと思いましたし、本番で活きたと思います。

 

<11/2>

本番前日。

浮かれていた私はホワイトボードに描くイラストの練習をしていました。

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夜になり明日に備えて最後の対抗戦をやろうということになったまでは良かったんですが、まさかの連続大敗。

前日にして完全に私のメンタルがやられます。

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※18連敗

 

緊張と敗戦のショックから切り替えることができず、眠ることができなかったのでTwitterで同じブロックで試合をしそうなチームを色々と調べていました。

するとXパワー2700とかいうモンスターがいるアイドル配信者チームが同じブロックにいると発覚。(私はXパワー2500程度で天と地ほどの差がある)絶対に一緒に試合したくないなぁと思ったりしていた。

 

眠れずにくよくよツイートをしていると、ある男からリプライが...。

 私個人が彼のファンということもあり、勇気をもらえて頑張ろうと思った。

そんでその勢いのままアミーボの登録ギア設定を少し変えた。

オクタグラスのラストスパートをタコゾネスサングラスにした。

324スタイルリスペクトラスパ金モデラーの誕生である。

 

<Part.2に続く>

厄日はある

自分にとって昔から7月21日には良くないことが起きる。

 

高校1年に夏の大会で1回戦負けして坊主になったのも7月21日だったし、浪人時に疲労困憊で予備校に向かっていたら異臭を放つ浮浪者が自分の隣に座り次の駅のトイレで泣きながら嘔吐したのも、そういえば7月21日だった。

七曜なんて大して信じてはいないが、1年で最高に負のオーラが自分に降り掛かる日、それが7月21日。

 

2018年7月21日土曜日、無職になった。