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ニローラモツイッター長文バージョン

スプラトゥーン甲子園に出場した話 part.4

書きたいことをつらつら書いてたら無駄に長くなってきてしまったね。

Part.4です。

そろそろ終わりが近づいてきたのでもうしばしのお付き合いを。

 

5回戦を終え、Dブロックの代表決定戦が終わるまで1時間程度の空き時間があった。

疲労困憊の我々は会場内にあるデイリーヤマザキで休憩。

うだうだしてると色んな人に声をかけてもらったりして嬉しかった。

 

会場に戻るとまだDブロックが試合をしていたので裏で一視聴者として楽しく観戦していた。オーバーフロッシャーが途轍もない活躍をしていてチーム全員で盛り上がっていたら気づけば次の我々の対戦相手に決定していた。

対戦相手は決定したものの、機材調整でまーーたしばらく時間が空いた。

他のチームの子たちはずっと狭いベンチに4人肩寄せてお行儀よく座っているのを横目に我々おっさんたちは余ったベンチを使ってストレッチをひたすらにしていた。

「あぁ俺らはもう若くないんだな」って感じた。

そんで準決勝開始

Aブロック代表とBブロック代表の試合が物凄い死闘でメチャクチャ心が熱くなった。

人に感動を与える素晴らしいプレーの応酬だったのでぜひTSで観てほしい。

キンメモドキと俺達も負けてられないなって話をして志気を高めあった。

 

んで我々の試合

<準決勝 VS.えたのーるどらいもんきーず>

(ニコニコタイムシフト8:21:37から)

ここから2先。個人的には内心結構嫌だなーってなってた。

というのも、ここまで勝ててたのは割と初見殺し編成が刺さてっていたのも大きかったから。

「おっ!モデラーとかいう明らかな塗り枠おるやんけ!殺したろ!」からのローラーのキルっていうモデラーをデコイにしたパターンは1先ならよく刺さるハズと思ってたけど、2先になると相手が気づきやすくなるかなって。

下手にローラーをマークされると抑え込まれかねないからかなり慎重になっていた。

 

(1本目)

・ステージ→コンブトラック

・持ったブキ→金モデラー

・役割→中央の塗りのキープ、右へのちょっかい出し

・個人的な目標→デスをしない

 

コンブトラックはチーム結成当初、我々が得意にしていたステージだった。

しかし環境の変化によってテントとエクプロが増えたことで一気に苦手になった曰く付きのステージ。左通路から延々とテントがパージし、右から長射程が圧を掛けてきつつ、エリアではシャープマーカーやらバケツやらが攻撃してくるのが今のナワバリ環境なわけだ。

対抗戦でもエクプロorテントがいる編成に一度も勝ったことがなかった。

そんなステージだったので選ばれたときは私としては苦笑いをする他無かった。TSを見返すと両チーム笑っていた。相手としては多分自信があって笑っていたのだろうが、こっちとしては半ば開き直った笑いだったんだなこれが。

試合開始直前、とりあえず神に祈るほか出来ることが無かったので念入りに金モデラー(御神体)に祈ってみた。

 

んで編成

こっち→バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→シマネ、クーゲル、テント、バケデコ

【序盤】

始まった瞬間「あ、やばいな」って思った。クーゲルとテントの組み合わせがこっちにとって最悪過ぎた。ただ、初動でまけトピアが相手のバケデコに対面で勝ってたので流れを掴める予感があったし、相手も相当緊張してんだなって思えたのは良かった。

左通路からテントが自陣に入ってくるのは確定していたので、スフィアで裏からすり抜けて爆散しようとしたが泡とテントに防がれて無効化された。あれはマジでズルいと思った。

結局テントに入られてピンチを付けられる。

【中盤】

完全に囲まれたが誰かしらが定期的にテントを落としてくれているのが助かった。

個人的には1:15ぐらいからのエリアにいるバケデコとクーゲルのジェッパのヘイトを稼いだシーンは良い判断だったと思う。ローラーの位置を確認して無理をしなかったのは練習の成果が出た。結果としてジェッパを落として右のラインを崩して中央を取り返せたのはデカかった。

【終盤】

我ながら最高のキャラコン(※キャラクターコントロールのこと。つまり操作)が出来た。右通路でクーゲルからオブジェクトを駆使して完全に逃げ切ったのはgood。

長射程モードで明らかにキルを狙っていたので生存して塗りまくることだけ考えた。

ラスト30秒。

依然ピンチが付いていたがキンメモドキがシマネとバケデコを連続で落とす快挙。今観ても本当に素晴らしい。ただ素晴らしいとは思いつつ、キンメモドキの性能はプラン通りなので別段驚きはなかった。彼は勝てる勝負は絶対勝つ男なのでね。

対面に集中できた要因としては上手くクーゲルのヘイトが私に向いていたからだと思う。きっとそう!

対面勝ったあとに右方向にアメフラシを流す判断も良かった。チームとして徹底していた「挟み込む意識」が出た使い方だと思う。100点!

そんで試合終了。

49.2% - 45.5%

1本目先取。最終的に相手のキーパーソンのテント以外を終盤で攻略することでテント有りの編成にようやく勝つことが出来た。

ちなみに私は0キルだった。味方がに神が降りた。

 

(2本目)

・ステージ→バッテラストリート

・持ったブキ→スパイガジェットソレーラ

・役割→終盤のデスをしない、橋上へボムで牽制

・個人的な目標→ふりゃのデスを減らす

 

2回目のバッテラ。作戦は2回戦と同じなので割愛。

ただ直前に裏で観戦していたので相手がバッテラでオーバーフロッシャーを選択してくることは分かっていた。シールドの使い方やメインの壁反射が巧みでレベルの高さを我々全員が警戒していた。

 

んで編成

こっち→バケデコ、ガジェーラ、デュアカス、ローラー

あっち→黒ZAP、風呂、シマネ、バケデコ

試合内容だが、相手が強すぎたことしか記憶にない。とにかく孤立させられた。

打開狙ったシーンで私が右通路でスフィア吐くのを狙ってるのを察してか、一緒に通路に居たまけトピアが正面にわざわざ降りて移動するシーンがあったんだけど(8:42:30~)、あれは俺が正面に行くべきシーンだったかなぁと今になって思う。

相手の風呂がしっかりとシールドを駆使して守ってたことを考えると、スフィア後の対応として相手をひきつけやすくデスまで時間を稼げる傘が狙われやすいところに行くべきだった。あれは私の判断が悪かった。

チームとしてのキルが少ないということはつまり、理想的な塗りを構成するチャンスが他のチームより少ないっていうことでもある。それをモノにするためのキーマンはローラーで、バッテラは特にその成果に依るんだが私の細かな判断ミスもあって上手く機能しなかったのは反省点。

 

そこ以外はTS観ても100%負ける試合展開を理想的になぞっていてハッキリ言って今更振り返ることもない。この試合は相手の実力が存分に出ていたからこうなったのかなと。

甲子園終わってからしばらくして知ったんだけど、相手チームの平均ガチパワー2600-2700後半ぐらいっぽいよ。ヤバイね。(ちなみに私らの平均ガチパワーは2400ぐらい?)

 

(3本目)

・ステージ→ザトウマーケット

・持ったブキ→金モデラー

・役割→自陣塗りと抜け狙いで相手のヘイト釣り

・個人的な目標→相手に流れを簡単に渡さないように丁寧に塗る

 

2本先取で一番大事なのは、相手に自分たちの強さを見せつけて勢いをゲットするかっていう点に尽きると思うんだが、我々は相手にまんまとそれをやられた形になった3本目。ミスから始まりミスで終わるワケにはいかなかったので、試合開始前は今まで以上にチームメイトに「丁寧にいこう」と声をかけた。

 

万が一適切に伝わっていなかったら悲しいので一応補足を。

私が意図する「丁寧さ」は、

①敵味方の枚数確認の徹底(=沼凸防止)

②SPは味方に併せること(=抑えと打開を完全に成功させるため)

③マップを各自の出来る範囲で細かく確認しラインを崩さないようにする

(=キルが少なくても相手にキルさせなければ時間を稼げる)

をサボらないことです。

上に挙げてることは基本的に思えることなんだけど、4人全員がちゃんと意識しているチームがどれだけあるかっていうとかなり疑問なところがある。

我々のチームはこれを徹底して丁寧に勝ちを拾ってきたので、仮に鬱陶しいと思われても何度も口を酸っぱくして言い続けた。私はメンバーの実力を高く高く評価しているし、" 丁寧にやれば " どんなに実力差がある相手にだろうと一発ぶちかませると信じていたのでね。

※甲子園ルールのナワバリはメインギア3つだけなので1デスが全員平等に重い。

(通常時は8.46秒リスポーンに時間がかかる。復活短縮を積んだ場合、メイン1つで7.26秒、2つで6.23秒、3つで5.46秒となる。ただ発動条件が連続デスなので、3分と試合時間も短く、ステージ全体の塗りで勝敗が決し、且つ人数不利が露骨に戦況に影響する甲子園ナワバリでは採用され辛い。)

その1回を自分たちはどういう状況で発生させ、相手に発生させないようにするかを意識するかというのも言ってしまえば"丁寧さ"なんだが、試合中に気づくのは難しいので割愛した。

 

んで編成

こっち→バケデコ、金モデラー、デュアカス、Vローラーフォイル

あっち→シマネ、バケツ(無印)、テント、バケデコ

この試合は、刻々と変わるキーマンを抑えきったふりゃの能力の高さと、このチーム全員が徹底してきた傘は2人で処理する意識がよく出たと思う。

 

【序盤】

開始早々相手の電撃作戦が炸裂するも、まけトピアがテントを落とす大ファインプレー。個人的にはいい流れを掴めそうな予感がした。

というのも大半のチームがザトウの初動は4枚でキルを狙いに行くガチエリア的なプレーをするが、我々のチームは私が右から自陣塗りをして30秒経過したぐらいでエリアに合流する感じという段取りになっていた。

なので人数不利の中チームメイトは初動を耐えきることが求められるわけで、そこで発生するキルの価値は非常に高いという考え。

ただその後は相手の高いオブジェクト管理意識と塗り能力の高さで抑え込まれる。

【中盤】

1分30秒で全員のSPが溜まったのでカモンを皮切りに打開を狙う。

Vローラーのキルもいい感じに発生し5:5くらいまで塗り状況を取り戻すことに成功。

塗りが不利で複数枚キルを発生させた打開を成功させたので塗り返してSPを溜める行為ができたのがGood。

【終盤】

ただその後まけトピア以外の3枚が落ちたのはヤバいシーンもあったが、一人でよくラインを維持してくれたと思う。

その後、相手も相当焦ってたのか足並みがズレまくり、クリアリングが疎かになってるところをローラーとデュアカスが処理し続ける我々のパターンでゲームセット。

終わってみれば57.1%-37.1%で大差をつけて大勝利だったが、なかなか危うい試合だったと思う。

 

かつて自分が上げた動画で「アイディアを通せればラスト30秒でガチルールだったら格上の相手にもワンチャンスを掴めるスリリングなところがたまらなく好き」って話したけど、この対戦は本当にそう思った。

www.nicovideo.jp

ナワバリ的な戦い方を徹底し、ガチルールが得意な相手の土俵で戦わないっていうことをチームで意識して達成できたから勝った。勝因はそこに尽きると思います。

 

 

<決勝>

<決勝 VS.ヘラリスト>

(ニコニコタイムシフト8:54:16から)

応援してくれていた人たちを始め、チームメイト全員がまさかここまで来るとは思ってなかった決勝戦

そして思い出したくなさすぎて私の記憶から完全に抹消されている決勝戦

結果から言ってしまうと決勝戦は何の見どころもなく我々は2連敗(しかもどちらも完敗)で準優勝になる。

マジで脳みそが「忘れないと今後の生活に支障をきたす」モードになりメンタルの自衛が働いているようで、試合を観ても何の感想も思い出せなかった。

なので詳細は割愛します。強いて言えば私の顔芸が面白かったです。

相手のチャージャーが抜群に上手く、その上チャージャーを護衛する傘を始め誰にも勝てなかったのは悲しいけど完全な実力差でしたね。

これまで対戦しなかったレベルの凄腕チャージャーだったので、完全にチームとしての機能も破壊され私としてもお手上げでした。

是非ヘラリストの皆さんには不祥事などを起こさず、全国大会でも存分に活躍してほしいと心から願っています。

 

頑張れ!ヘラリスト!! ~こちら偏差値Xパワー9999.9はヘラリストを応援しています~

 

<最後に>

(応援してくれたみんなへ)

わざわざ現地まで応援しに来て声を枯らしてまでエールを送ってくれたり、ツイッターでリプライをくれたりしてくれて本当に、本当に嬉しかった。ありがとう。

月次の表現だけど凄く勇気づけられたし平常通りのメンタルでプレーできたのは応援の後押しがあったからだと思う。

(スタッフさんへ)

お疲れ様でした、そして細やかな気遣いありがとうございます。

みなさんが一所懸命にイベントを進行させている姿に勝手に元気をもらっていました。

振り返って素晴らしい大会だったと思えるのも皆さんの力があってこそだと思います。

 

(個別に)

・まけちゃんへ

まずよく0回戦突破した。偉い。

くっそ失礼だけど正直な話をすると、若さが出て焦って負け筋作るとしたらまけちゃんかなと思ってた。ただこれは俺の完全に杞憂だったね。大変失礼しました。

凄くしっかり戦況把握して勝ちを拾いに行こうとしているのがプレーしているときでも、TS視聴してるときですらも分かったし凄く心強かった。

よく頑張りました!ありがとう。

お疲れ様、リーダー。

・キンメさんへ

実況ではキル頭のふりゃの躍動がクローズアップされたけど、

やっぱりキンメさんがチームコンセプトを絶対に崩さないでいてくれたからこそだと俺は(というかチーム全員そうだと思うけど)考えているよ。

ミッション遂行能力で間違いなく全国選りすぐりのタレントがあるキンメさんがチームメイトで良かった。

最高の活躍でした、ありがとう我らが参謀。

・ふりゃへ

キル役お疲れ様でした。素晴らしいプレーでした。

ただ俺的にはふりゃの活躍は想定内だったし、別に驚きも無かったんだよね。

一番良かったのは練習段階で「こう動きたいから誰々はこうして、誰々はこうして欲しい」って具体的なオーダーを出してチームに考える幅を与えてくれたことだったと思う。そこを叩き台にしてチームが熟成していくのが分かったし、勇気を持ってアイディア出しをして成長するキッカケをくれたこと、心から感謝しています。

(^^)b

(チームへ)

ここまで私を導いてくれて本当にありがとう。

みんなと共に掴んだ準優勝という栄光、生涯忘れることはないし心から恩に着ます。

みんなで考えて、みんなで実践し、みんなで少しずつ、少しずつだけど強くなれたのは最高の思い出になりました。本当にありがとう。

なんか知らん間にチームは解散になってたけど、また遊ぼうね。

 

 

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以上!長くなりましたが、私の甲子園の思い出話でした!

 

あ、そうそう最後に自分に一言。

もう少しキル狙いに行ったほうが良いんでないかい?

 

<完>